narut0n’s blog

研究職の父による、愛する家族のための子育て持論展開ブログ 子育てをもっとInterestingに!

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研究者の世界 ー学会発表偏ー

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みなさまどうも, なるとんです.

 

最近は, 単身生活になったことや筋トレのことばかり書いていましたので, 久しぶりに研究者らしい記事を書きたいと思います.

 

実は, 先日学会発表をしてきました.

そこで, 申し込みから発表までの流れをご紹介できればと思います.

 

まずは調査をするところから

学会発表をするにも発表するものがないとどうしようもないですよね?

 

まずは自分の興味関心があり, 社会貢献に繋がりそうなテーマで研究を行うところからスタートします.

 

研究を始める前には, 計画書の作成や協力者への内諾, 倫理審査など必要な手続きがあるのですが, それはまた今後ご紹介いたしますね.

 

研究結果がまとまったら発表する学会を決める

研究を行い, 結果がまとまったら, 発表する学会を決めます.

 

多くの研究者は自分の研究テーマに見合った学会の会員になっていますので, その学会で発表することが大半です. しかし, 時に研究の結果が自分の領域以外の人にも知らせたい内容となる場合もあります.

 

例えば, 私は普段精神科領域の研究をしているわけですが...

精神疾患を持つ方への対応についての現状を研究していたら, 精神科領域の医療者のみでなく, 救急領域の医療スタッフにとっても, 知っていて損はない結果がでた」

といった状況も起こり得るわけです. 

 

そんな時は, いつもの精神科領域の学会ではなく, 救急領域の学会で発表します.

ただ, 学会で発表するためには, 学会への入会費(約1万円), 学会の年会費(約1万円), 学会への参加費(約1万円), 旅費(場所によってだいぶ違う)などの費用が掛かってくるため, 1つの研究成果を発表するにも結構な費用が掛かるのですね...

 

以前も記事にしましたが, こういう時のために研究費を獲得しないといけないのです.

www.narut0n.com



 

発表する学会が決まったら募集期間中に要旨を提出する

発表する学会が決まったら, 自分の研究内容について要旨にまとめ, 提出します.

 

要旨の構成は...

1. はじめに(研究の動機などを書きます)

2. 対象者と方法(対象者と方法について行った事実を過去形で書きます)

3. 倫理的配慮(最近かなり厳しくなってきました)

4. 結果(事実を過去形で書きます)

5. 考察(先行文献などとの比較を通して, 結果から言えることを書きます)

応募先によって, 要旨の形式は異なりますが, だいたい上記のようなことが欠けていれば良いかと思います. 

 

学会のWebサイトから応募し, 発表の可否の連絡が来るのを待ちます. 

だいたい1か月から2か月のうちに発表の可否と, 発表方法が口頭または示説(ポスター)のどちらかになったことの連絡が来ます. 

 

発表方法に合わせた資料を作成する

学会から連絡があった発表方法に併せて資料を作成します. 

 

口頭の場合, 多くはスライド(パワーポイント)で作成します. 

示説(ポスター)の場合は, 学会の指示にしたがってポスターを作成します.

 

いずれの場合も, 併せて発表原稿を作成し, 当日に備えて練習をします. 

発表時間を超えるとディスカッションの時間が減ってしまい, せっかくの有益な時間が無くなってしまいますので, 時間きっかりに終われるよう練習しましょう.

 

スライドやポスター作成時には, 学会の指示に従いますが, 基本的なルールもありますので, それについても後日お話しさせてください. 

 

緊張するけど落ち着いて発表する

私は研究職について7年目なのですが, いまだに発表では緊張します. 

自分が緊張しやすいことも分かっていますので, かなり練習します. 

 

国際学会での発表は, 慣れない英語であったため, 前日かなり練習しました.すると, 同じホテルに泊まっていた人は, どうやらほとんど同じ学会に出席する方だったらしく, お互いの発表練習の声が聞こえており, 当日「君だったのか」という顔をされました.

 

練習すると, 緊張していてもおちついて話すことができますよ.

 

質問してくれた方とは名刺交換をします

発表の後には, 必ず質疑応答の時間が設けられています. 

たくさん質問してもらえるということは, それだけ自分の研究結果に興味を持ってもらえたということです. また, 質問してくれた人は, その研究に関心が高い人といえます. 

 

質問をしてくれた方には, その場で真摯に回答することが大切です. また, 質疑応答の時間が終わったら, 質問してくれた方のところにお伺いし, 名刺交換をします. そうすることで, 質疑応答で伝えきれなかったことや, 今後の研究のお話しなどができ, ネットワークが広がっていくのです. 

 

意外と大切な懇親会

学会の初日の夜には, だいたい懇親会が予定されています. 

 

夜はゆっくりしたいからと参加しない方も多いのですが, 懇親会に参加して, いろんな方とお話しすることは, 今後の研究活動にとってとても有益であるため, 是非参加することをお勧めします. 

 

そして, 飲めないお酒を頑張って飲んで二日酔いの頭で学会二日目に突入するのです.

 

終わりに

以上が学会発表までの道のりです. 準備には時間がかかるけど, 発表は一瞬...

 

でも, その発表が社会制度を変えることもあれば, 当事者や支援者の今後の行動への一助になることもあるのです. 

 

机上の空論かもしれない結果も, 実用化するまでに時間のかかる結果もあるかもしれませんが, いつか社会を豊かにするための一助になると信じて, 私たちは研究活動に取り組んでいきます.

 

などとかっこいいことを言いつつ, 先日名古屋で行われた学会では, しっかりおいしいものも食べてきました(写真1, 写真2). 

 

写真1. 味噌カツ 

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写真2. 名古屋コーチン

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これからも楽しくもまじめに研究活動に取り組みます.

最後までお付き合いいただき, ありがとうございました.

 

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